春が過ぎて夏が近づいてくると、
虫達は元気いっぱい活動します。
草がいっぱい生い茂る公園などに行くと、
蛾や蝶の毛虫をたくさん見かけます。
毛虫に刺されてしまったらなるのが
毛虫皮膚炎です。
子供が公園で遊んでいるうちに
気がついたら刺されていたことも多い、
毛虫皮膚炎についてお話します。
毛虫皮膚炎の症状は?
どの毛虫を触っても毛虫皮膚炎に
なるわけではありません。
体の毛やトゲに毒を持っている
ドクガやイラガ、カレハガの毛虫に要注意です。
中でも一番被害を及ぼすことが多いのが
チャドクガです。
チャドクガについて詳しくは
=>要注意!掻かないで!チャドクガの毒針毛で皮膚炎に!
=>蛾も危険だった!チャドクガに要注意!
=>チャドクガに刺されてしてはいけない事とは?おすすめの薬は?
=>チャドクガの毒針に刺された時の症状の特徴を3つ紹介!
=>チャドクガ毛虫皮膚炎の治療には何が必要?病院の何科?
=>チャドクガに刺されたら湿疹ができる?対処法は?治療は?
チャドクガはツバキやサザンカの葉を
食べて育ちます。
毛虫に触れると、その場所に赤い小さな発疹ができ、
強いかゆみが出ます。
腕や首の周りなど、
洋服から出ている場所に多く出ます。
場合によっては、袖口から毛虫が入って、
体の中まで発疹が出ることもあります。
発疹は刺されて数時間で出てきます。
毛虫皮膚炎の薬は?
毛虫皮膚炎だと思われる発疹が出たら、
すぐに皮膚科を受診してください。
皮膚科で出される薬は、主にステロイドです。
皮膚の炎症を抑えるために使用されます。
そのほか、かゆみを抑えるために
抗ヒスタミン剤が使われることもあります。
処方されたとおりに薬を使えば、
症状は1週間から2週間でおさまります。
ツバキやサザンカなど、
公園にはよくある植物の葉を好む毒を持った毛虫たち。
毛虫に近づかないことはもちろんですが、
その毛虫が通ったベンチに座っただけでも
毒針が刺さることがあります。
毛虫皮膚炎になったら、まずは慌てないで
かゆい所を水で洗い流し、毒針を流しましょう。
痒くてかきむしってしまうと症状は悪化しますから、
すぐに皮膚科を受診して
適切な処置をしてもらってください。
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