喫煙の害が叫ばれ、禁煙外来に保険が適用されるようになっても
なかなか煙草を手放せない、という方は多いのではないでしょうか。
世の風当たりが強いせいか、はたまた不景気でお小遣いを減らされたせいか
煙草の値上げを機会に禁煙した、という男性は身近でも多く見られます。
ただ、反対に最近では若い女性の喫煙率が上がっているとの報告もあります。
環境省が妊婦を対象に実施した調査でも、
全体の5%が妊娠中にも喫煙を続け、
4%が飲酒していたことが判明しました。
では、妊娠中の飲酒喫煙に具体的にどんな害があるのか、
それを調べてみました。
ストレスによるセクシャリティ障害
飲酒や喫煙は自分を解放してリラックスさせる効果がありますが、
妊娠中の胎児にとっては全く逆です。
妊婦が飲酒・喫煙することで体内にストレスホルモンが発生し、
その化学物質が胎児の性ホルモンに影響を与える可能性があるからです。
胎児のときの性ホルモンの乱れが、その子供のセクシャリティに
大きな混乱を与える、との説を唱える海外の医師もいます。
つまり、お母さんの飲酒喫煙で、こどもが性同一性障害となったり、
将来同性愛者となる確率が高まる可能性がある、ということですね。
妊娠中の喫煙で胎児の健康が危険に?
喫煙は胎児の正常な発育を邪魔したり、
流産や早産の原因の一つとも言われています。
厚生労働省の調べでは、喫煙する妊婦は吸わない妊婦に比べ、
低体重の危険性が約2倍、早産の危険性が約3倍高くなるそうです。
また、煙草に含まれるニコチンなどの影響からか
アレルギーやアトピーになりやすいとの研究結果も出ています。
飲酒で子どもの成績にも影響が?
妊娠中の飲酒が原因で起こる胎児性アルコール症候群は有名ですよね。
胎児性アルコール症候群とは、飲酒によるアルコールの影響で、
生まれてきた子供に発達障害や行動障害、学習障害などが現れることです。
顔などの容姿に影響が現れることもあります。
胎児の脳は出生するまでずっと発達し続けるため
アルコールの影響もすぐに受けてしまい、
様々な障害が起こってしまうのです。
ママになる人は生まれてくる赤ちゃんのために、
ほんの少し自分の楽しみを我慢してほしいですね。
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