急に手足が動かなくなった場合、
すぐに疑うのが脳卒中ですが、
もう一つ可能性のある病気があります。
それは、ギラン・バレー症候群です。
筋肉を動かす運動神経が障害を受け、
両手や両足に力が入らなくなるこの病気は、
人口10万人あたり発症数は年間で1人から2人と
言われる難病です。
難病と言われるギラン・バレー症候群について調べました。
ギラン・バレー症候群の症状は?
この病気は最初風邪のような症状で
始まることが多いです。
3分の2ほどの方が、
発病する1週間前から2週間前に風邪や下痢の症状があるとか。
その後、両手や両足に力が入らなくなります。
症状は進行し続け、呼吸ができなくなったり
飲み込みができなくなります。
最終的には、集中治療室で人工呼吸器が必要となることも。
症状は、発症して2週間から4週間以内にピークになり、
その後は回復します。
しかし、中には後遺症が残ったり合併症で
死亡する人もいます。
ギラン・バレー症候群にかかった有名人は?
2013年、作家の中村うさぎさんは、ギラン・バレー症候群にかかり、
集中治療室に入ったそうです。
彼女は病状が急変して、一時は心肺停止になっとか。
中村うさぎさん以外にも数々の有名人がかかっていたといいます。
2012年に亡くなられた安岡力也さんも
ギラン・バレー症候群で苦しんでいたといいますし、
その他にも、大原麗子さん、釈由美子さん、
フランクリン・ルーズベルトもギラン・バレー症候群です。
名前があまり知られていない病気ですが、
意外にも多くの人がかかっているんですね。
ギラン・バレー症候群にかかる年齢は幅広く、
子供からお年寄りまで様々な人に発症するといいます。
ただの風邪だと思っていて放っておいたら大変です。
手足に力が入らなかったり、しびれを感じたら、
すぐに神経科を受診してください。
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