日本人はお刺身やお寿司が大好きです。
ナマのお魚を食べるには鮮度の良い物が一番ですが、
もう一つ気にしなければならないのが寄生虫です。
イカのお刺身を食べてお腹に激痛が走ったら、
それは寄生虫、アニサキスによる食中毒かもしれません。
生魚を習慣的に食べる日本人に多いと言われる、
こわい食中毒、アニサキスについて調べました。
アニサキスの症状とは?
アニサキスはイカやサバなど魚介類の
刺し身の部分に潜んでいます。
本来は魚介類の寄生虫ですので、
人間の消化管では成長できません。
人が刺し身としてイカやサバを食べると、
アニサキスは苦しさのあまり人の胃や腸の壁の中に潜り込みます。
アニサキスの体液のアレルギーで人は炎症を起こし、
胃や腸の激痛となって現れます。
アニサキスのいる刺し身を食べた人全員に同じ症状が
出るわけではありません。
体質によっては食べても平気な人もいます。
アレルギー症状を起こすか否かは体質次第のようです。
アニサキスの潜伏期間はどのぐらい?
潜伏期間は早いものならば1時間ですが、
10時間後に発症することもあります。
ほとんどの場合が8時間以内と言われています。
食べてから数時間で、激しい腹痛や嘔吐に襲われたら、
アニサキスを疑ってください。
お酢でしめたシメサバの中にもアニサキスが
いることがあります。
酢で死滅するものではないのです。
冷凍すれば死ぬと言いますが、
家庭用の冷凍庫ぐらいでは死にません。
アニサキスを予防するには生食を避ける事、
冷凍処理や加熱処理をすることだといいます。
治療薬についてはまだ効果的なものはありません。
予防するには魚介類を加熱して食べることが一番ですが、
ナマのお刺身も食べたいですよね。
お刺身を食べるときは、アニサキスが多く寄生する
という内臓を早めに取り除きましょう。
また切り分けてから、
寄生虫がないかよく観察してから食べましょう。
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