各国の経済の動きを知りたければ、
GDP成長率を調べればよくわかります。
ニュースでよく発表されるGDP成長率
ですが、高度成長期時代には非常に
高い数字を示していた日本のGDP成長率
ですが、
最近は停滞気味であまりよい数字では
ありません。
GDP成長率という言葉はよくニュースで
耳にするけれど、それが何を意味する
のかよくわからないという方は多いです。
GDP成長率についてよくわからない方
でもわかっていただけるように、
日本経済のGDP成長率の推移について
お話します。
日本のGDP成長率はどうして停滞してしまったのでしょう?
第二次世界大戦で敗戦となってから、
日本は復興に向けて国民が一丸となって
努力を続けました。
その結果生まれたのが高度成長期です。
高度成長期時代の日本のGDP成長率は
平均10%以上と、先進国である欧米諸国
の2倍から4倍の数字を示していました。
高度成長期が終わっても高い数字を
示していた日本のGDP成長率ですが、
バブルが崩壊してから数字が上がら
なくなっています。
理由としては大きく分けて2つのことが
考えられています。
・海外への進出
GDP成長率を上げるためには、利益を
生む労働者の数が必要となります。
けれど、現在日本では少子高齢化が
進んでおり、労働者として働くことは
できない高齢者の数は増え、
労働者となる若者の数は減りつつ
あります。
さらに、現在の日本では海外進出が
進んでいますが、海外で企業が活躍
したとしても日本のGDP成長率には
変動がありません。
これから先、日本のGDP成長率はどのように推移することが予想される?
将来的に経済が発展できる余地がある
新興国とは異なり、ある程度まで発展
してしまった先進国のGDP成長率が
大きく伸びることはそれほどありません。
ですから、今後、戦後の高度成長期
ほど日本のGDP成長率が伸びることは
難しいですが、
この先、日本にはGDP成長率を上げる
要素である東京オリンピックがあります
から、需要が高くなり経済の成長が
ある程度期待できます。
消費税が上がることも会って一度は
成長率が下がる可能性もあるのですが、
日本経済は2020年の東京オリンピック
に向けて、上向きになることが予想
されています。
日本は1964年の東京オリンピック開催
に向けてぐんとGDP成長率もアップ
しました。
しかし1964年のときと違って現在の
日本はすでに経済の発展が進んで
いますから、
2020年に行われる東京オリンピック
前に1964年ほどの経済成長はない
でしょう。
しかし、オリンピックを良い機会と
して日本経済が不況に陥らずに安定
することを期待しましょう。
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