夏目漱石の前期三部作は?簡単なあらすじが知りたい!

言葉
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日本を代表する文豪の一人に夏目漱石がいますよね。

夏目漱石の作品は、本を読むことがそれほど
好きでないという方でも一度は手にとって
読んだことがあるのではないでしょうか。

夏目漱石にはいくつもの代表作がありますが、
その中でも前期三部作と言われている
「三四郎」「それから」「門」です。

どんな内容だった?という方のために、
前期三部作の大まかなあらすじをお話します。

明治末期のある青年を描いた「三四郎」

熊本の高等学校を卒業して上京してきた三四郎は、
都会に出てきていろいろな人と知り合います。

これまでの自分が生きてきた生活とは全く違う
世界にやってきた三四郎は、同郷の先輩である
野々宮や高等学校の英語教師である広田先生と
付き合い、そして初めて会う都会的な女性、
美禰子に心を惹かれます。

自分の郷里、学問の世界、そして恋愛と
3つの世界に囲まれた三四郎ですが、
三つ目の世界である恋愛については、
美禰子に曖昧な態度を取られた挙句、
兄の友人と結婚されてしまい失恋します。

立身出世を目指して上京してきた青年が
どう成長していくのか、というお話です。

定職につかずにふらふらしていた青年がある決心をする「それから」

資産家の次男で定職につくこともなかった
長井代助は、学生時代の友人である平岡から
ある連絡を受けます。

平岡は仕事も辞職しなければならなくなり、
結婚はしたけれど子供はすぐに亡くなり、
妻も体調が悪くて借金に追われているとのこと。

代助は親や兄に平岡を助けることを頼みますが
断られ、ようやく義姉の梅子にお金を借ります。

その後、平岡の放蕩ぶりを知った代助は、
平岡の妻の美千代に愛情を懐き、平岡とは絶交、
家からは勘当を言い渡されます。

美千代は手に入れることはできましたが、
それ以外は何もなくした代助は、
後は「それからだ」と思うというお話です。

親友を裏切ってその妻と結婚した青年が救いを求める「門」

親友の安井を裏切って、その妻であった御米と
結婚した野中宗介は、親友から妻を奪った罪を
重く感じて崖の下の家に二人でひっそりと
暮らしています。

そして弟の小六を引き取って一緒に暮らす
ことになりますが、苦労が多く御米は
寝込んでしまいます。

その後は、消息不明だった安井は満州に、
小六は書生になることが決まりますが、
宗介は春が来ても、またすぐ冬になると
語ります。

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前記三部作にはどこかつながりがあります。

主人公は違いますが、恋愛、親友から妻を
奪っての結婚、そして結婚後の生活となって
いますので、順番に読んでいくと
流れを感じます。

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