毎年大流行して学級閉鎖や集団感染が問題となる
インフルエンザ。
インフルエンザにはできるものならかかりたくは
ないですよね。
インフルエンザの予防としてもっとも効果が
高いものが予防接種です。
けれど、インフルエンザの予防接種は、接種後に
何らかの症状が出てしまったという方も多いです。
インフルエンザを予防できることはうれしいけれど、
接種後に何か起きたらと心配な方のために、
インフルエンザの予防接種後に現れるかもしれない症状
についてお話します。
インフルエンザの予防接種後に出やすい症状とは?
予防接種後に多くの方があると答える症状は
痛みや腫れです。
予防接種をしたところが赤く腫れて、
痛みやだるさが出ることがあるのです。
しかしこの症状はインフルエンザワクチンが
体の中に入って抗体ができている証拠です。
だいたいの方は数日で腫れがおさまりますから、
気にしなくても大丈夫です。
インフルエンザの予防接種後に風邪のような
微熱や頭痛の症状が出る方もいらっしゃいます。
こちらもたいていであれば数日でおさまりますから、
おさまるようでしたら心配はいりません。
インフルエンザの予防接種後の症状で心配なものとは?
たいていの症状はすぐにおさまるので問題のないもの
ばかりなのですが、場合によっては病院を受診した
ほうが良い心配なものがあります。
同じ腫れがあるにしても、予防接種をした周り
だけでなく肩や肘など広い範囲にまで腫れが広がれば、
それは単なる副作用ではなく、薬に対するアレルギー
かもしれません。
アレルギーの場合はそのままにしておくと大変な事
にもなりかねませんから、病院を受診して
腫れた部分を見てもらいましょう。
症状の中でさらに心配なものといえば
息が苦しくなることです。
予防接種をした後30分以内で息が苦しくなれば、
それはアナフィラキシーかもしれません。
卵アレルギーの方はアナフィラキシーの症状が
出やすいです。
もう一つ心配な症状にギランバレー症候群が
あります。
接種してから1周間から3週間ほどしてから
現れる症状ですので、それがインフルエンザの
予防接種によるものか判別することは非常に
難しいです。
ギランバレー症候群は時間とともに治まって
くることも多いですが、手足がしびれるなどの
症状が出たら神経内科を受診して、
自分がギランバレー症候群ではないか
調べてもらいましょう。
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