ゆとり世代という言葉は、批判的な意味で
使われることが多いです。
新入社員の批判をするときに、
ゆとり世代だから使えない、
という上司の言葉を聞くことがあります。
今の若者を指す言葉として使われることが多いゆとり世代
について考えました。
ゆとり世代はいつからいつまでに生まれた人を指すの?
ゆとり世代とは、ゆとり教育を受けた人のことです。
国では、2002年度から学習指導要領を変えて
ゆとり教育としたのですが、2011年度にゆとり教育を
終わりにしています。
ゆとり世代とは、2002年度から2011年度までに
1年でもゆとり教育を受けた人を指します。
ですから、1987年4月2日から2004年4月1日生まれ
の人が相当します。
その中でも、ゆとり教育を長く受けている
1987年から1995年生まれの人達は
ゆとり世代の特徴が特に出ている、と言われています。
ゆとり世代はどうしてそんなに批判を浴びているの?
ゆとり教育を受けていたゆとり世代は、
勉強時間が他の世代よりも少ないために
能力が低いと言われました。
そして、現在ゆとり世代が続々と社会人に
なってからは社会性がない、という批判を
浴びています。
ゆとり世代と一緒に仕事をしている上司によれば、
ゆとり世代は言われたことだけで、それ以上のこと
をしようとしないし、注意をしたらすぐに
落ち込んでしまうのだそうです。
また、仕事の後に酒を飲もうと誘っても、
きっぱり断られることも多いため、
上司は不満に感じています。
たしかにゆとり世代は学習時間が他の世代よりも
少なかったことは事実です。
ですから、必要以上の事はしない、という考え方が
身についてしまったかもしれません。
しかし、ゆとり世代だからといって、
あれこれレッテルを貼るのはかわいそうですよね。
現在は批判をかなり浴びているゆとり世代ですが、
結局これから社会を引っ張っていくのはゆとり世代です。
ゆとり教育が終わった後の世代はまだ小さいですから、
しばらくはゆとり世代に頼らなければいけません。
学習時間は少なかったとは言っても、
ITについての知識はゆとり世代はかなり
持っていますから叶いません。
よいところもたくさん持っていますから、
批判ばかりをせずに、ゆとり世代として
みるのではなく個人個人を見てあげましょう。
そしてそれぞれの良い所を引き上げるようにすれば、
ゆとり世代はこれから伸びていくことは
間違いありません。
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