夏が終わると、いよいよ過ごしやすい秋がやってきます。
秋の行事の一つにお月見があります。
まんまるの満月の月を見上げながら月見団子を
食べるお月見は日本の情緒たっぷりですよね。
昼間は夏のように暑くても、夜になると
秋の訪れを感じさせてくれるお月見について調べました。
お月見が行われるのはいつ?
お月見が行われるのは旧暦の8月15日である十五夜です。
十五夜の月は、別名で中秋の名月、芋名月とも
呼ばれています。
満月が訪れるのは一年のうちに12回から13回ほど
あるのですが、十五夜の月は、最も空もきれいな時
ですので、月も非常に美しいと言われています。
正確に言えば十五夜の日が必ず満月だとは限らない
のですが、肉眼ではほぼ満月が見られます。
さて、2015年の十五夜ですが、旧暦で行われています
ので日付は15日ではありません。
2015年は9月27日が十五夜となっています。
十五夜だから15日に行われるものと考えている方は
多いですが、十五夜の日は毎年変わりますので
ご注意ください。
お月見にはどんなことをするの?
お月見はもともと秋の収穫を神様に感謝することから
始まったと言われています。
今は月見団子ですが、昔は里芋をそなえたとされており、
そのため、芋名月という別名があります。
お月見といえば、月見団子を食べることしか思い浮かばない、
という方も多いですよね。
お月見の時にお団子以外は特に準備する必要な物は
ありません。
けれど、風情を出すためには、秋の草であるすすきを
飾るのもいいですし、秋の果物の柿、梨、ぶどうなどを
一緒に飾ると華やかですよ。
小さなお子さんがいる方は、月に兎が住んでいた、
という昔話を月を見ながら教えてあげるのは
どうでしょうか。
月を見上げると、たしかにうさぎがおもちをついている
ような感じに見えることがあります。
お餅つきをしているうさぎを家族みんなで
探してみましょう。
お月見は、月を愛でながら食事やお酒を楽しみます。
お花見と違ってみんなでワイワイ騒ぐのではなく、
お月見の場合は、しっとりと家族やカップルで、
月明かりをお楽しみください。
毎日忙しい日々を送っている方にとってたまには
ゆったりした時を過ごすのもよいものです。
十五夜の行事は、平安時代から続いている歴史の
長いものです。
この日ぐらいは仕事が忙しい方も早めに帰宅して、
みんなで静かな時を過ごしてはいかがですか?
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