青菜類は栄養価が高くおすすめの野菜ですが、
その中でも一番のおすすめがモロヘイヤです。
王様の食べる野菜という意味からその名前が
付けられたモロヘイヤは、名前のとおり、
王様にぜひ食べてほしいぐらい栄養たっぷりです。
健康によいことはわかってもどうやって食べたら
良いかわからない人が多いモロヘイヤについて
お話します。
モロヘイヤに含まれている栄養は?
栄養豊富な青菜として名前を知られている
ほうれん草よりも、モロヘイヤは栄養価が高いです。
カロチンの量はほうれん草の4.6倍、
そしてカルシウムの量はほうれん草の9倍、
ビタミンBの量はほうれん草の5倍も入っています。
モロヘイヤの栄養はそれだけではありません。
モロヘイヤを刻むとネバネバしてきますが、
そのネバネバの成分はムチンです。
ムチンは食欲不振や消化不良を防ぐ働きがあります。
夏は胃腸が崩しやすいですし、
食欲も少なくなりますよね。
しかし、モロヘイヤを食べれば、ムチンのパワーで
夏でも食欲がなくなることがありません。
モロヘイヤはどうやって食べる?
モロヘイヤは青菜ですから、おひたしや和え物にしたり
お味噌汁に入れて食べるのがオススメです。
たたいてネバネバにした後に納豆と合えるのも
美味しいですよ。
また、モロヘイヤに含まれているカロチンは
加熱すると体に吸収しやすくなりますから、
ベーコンやしめじなどと一緒に炒めて食べても
オススメです。
モロヘイヤには一つだけ注意点があります。
成熟した種やさや、茎に含まれている
ストロファンチジンという成分は毒性があり、
口に入れるとめまいや吐き気を起こす危険があるのです。
若いモロヘイヤでしたら特に問題はないですし、
お店で売られているものでしたら毒性のない
若いものが売られていますから、特に気にする
必要はありません。
しかし、毒性があるか心配の方は、ストロファンチジンが
ない葉っぱだけを使用するようにしてください。
青菜の中でもモロヘイヤは栄養価が高い割には、
それほど家庭では定着していません。
しかし、栄養は他の野菜よりも優れた部分が多い
ですから、夏には特に取り入れてほしい野菜です。
最近では、スーパーでもたくさん見かけるように
なっていますから、お浸し、お味噌汁、炒めもの
といろいろな料理の中に取り入れてください。
家庭菜園で作られたモロヘイヤの場合は、
毒性が心配ですので葉っぱだけを使うように
してくださいね。
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