気温が高いところに長くいると熱中症になってしまうことが
あります。
子どもや高齢者は特に、自分では気づかないうちに熱中症に
なってしまうことがありますから注意が必要です。
熱中症の症状にはどんなものがあるのでしょうか?
熱中症の段階別に熱中症の症状についてお話します。
軽度の熱中症の症状は?
・筋肉痛やこむらがえり
・大量の汗
軽度の熱中症は、まだ現場で応急処置をすればすぐに
良くなる軽い状態です。
なんだかふらふらして少しの間意識が遠のいてしまった、
または筋肉がつったりけいれんがあった、
または汗を拭いても汗がどっと出て止まらない、
こんな症状があったら熱中症を疑ってください。
中程度の熱中症の症状は?
・吐き気や嘔吐
・体がだるい
中程度の熱中症は病院に行く必要がある状態です。
身体がふらついていて自分で歩くことが困難でしょうから、
助けを呼んで搬送してもらいましょう。
頭痛がしたり、吐き気がして嘔吐してしまった、
または体がだるくて力を出すことが出ない、
こんな症状があったら自分では対処することは
できませんから病院の力を借りてください。
重度の熱中症の症状は?
・けいれん
・手足の運動障害
・高体温
重度の熱中症の症状は、病院に入院して
集中的な治療が必要とされます。
手足がけいれんして引きつけを起こしたりまっすぐ歩くことが
できなくなった時、または意識障害を起こして呼びかけても
反応がおかしかったり反応がないとき、そんなときは、
かなり熱中症の症状が進んでしまっています。
そばにいる誰かが熱中症で倒れてしまってこのような
症状が出た時、自分で勝手に判断して水を飲ませたり
してはいけません。
医療機関の助けがすぐに必要ですから、
何もせずに救急搬送してもらいましょう。
熱中症は外だけでなく家でなってしまうことも多いです。
特に高齢者の方はクーラーが嫌いで暑くても家の中で
クーラーもつけずにいることがあります。
家の中だから大丈夫だと油断することなく、
どこかおかしいと思ったら熱中症を疑ってください。
早めに治療をすれば熱中症の治りも早いです。
小さなお子さんのいる家庭、または高齢者のいる家庭では
周りの人が注意してあげましょう。
普段は大丈夫なぐらいの日差しでも、
体調があまり良くない時ですと、
日差しに負けて熱中症を起こすことがあります。
大丈夫、と自分勝手に判断すると熱中症の症状が
進んで大変なことになりますから、
早期発見、早期治療を心がけましょう。
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