花粉症で悩んでいる人の数は年々増えるばかりです。
年が明けて花粉症の情報がニュースで流れると、
誰もが今年は飛散量が多いか少ないかが気になります。
花粉症の症状は人それぞれです。
目が痒かったり、鼻水がひどかったり、のどが痛かったり・・・
どれもつらくて、気分的にもイライラしてしまいますよね。
花粉症で悩んでいる方にとって朗報なのが、
最近開発されている無花粉スギの存在です。
花粉症で悩む方が大注目の無花粉スギについてお話します。
無花粉スギとは何?
花粉症で悩んでいる人の7割ほどが、
スギ花粉の原因によるものだといいます。
花粉症は花粉を吸い込むことによって引き起こされるのですから、
花粉が飛ばなければいいのです。
そこで、開発されたのが無花粉スギです。
現在、無花粉スギは全国各地で研究が進められています。
一番有名なものが、富山県の「立山 森の輝き」ですが、
それ以外にも茨城県の「爽春」や
三重県の「スギ三重不稔(関西)1号」などが登場しています。
無花粉スギは偶然発見したところから誕生したといいます。
富山県の山林に雄花に花粉がないスギが発見され、
そこから研究が進められました。
花粉は飛びませんが、無花粉スギは挿し木で増えますし、
現在は無花粉スギの種も作れるようになりました。
無花粉スギの効果が出てくるのは何年後?
「立山 森の輝き」は平成24年から本格的に普及が始まり、
植栽されています。
そして、平成28年までは、推進事業がどんどん進められる予定です。
スギがすべて無花粉のものに切り替えられたらうれしいですよね。
しかし、実際に無花粉スギの効果が出てくるまでには
かなりの時間がかかるようです。
今まで2万本が出荷され、今後も出荷数が増えてはいきますが、
日本のスギの量は全部で90億本もあるそうです。
その本数を考えますと、すぐに出来ない、ということは
想像つきますよね。
いくら日本の各地で開発が進められているといっても、
簡単なことではありません。
だいたい、実際に効果が現れるまでには数十年はかかるそうです。
すぐに効果が出てくるというものではありませんが、
花粉症をなくすために無花粉スギの存在は欠かせません。
日本の未来のために、無花粉スギが増えて花粉症から開放されるのを
気長に待ちましょう。
それまでは、マスクやうがいなど自分でできる花粉症対策を
こつこつと地道に続けてください。
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