2月3日の節分の日に昔から行われている行事が豆まきです。
一年の無病息災を願って、福は内、鬼は外と言いながら
豆をまきます。
古くから始まったと言われている豆まきですが、
始まりはいつだったのでしょう?
年中行事の一つとなっている豆まきの由来・始まりとルール
について調べました。
豆まきの由来・始まりはいつ?
豆まきが行われるのは立春の前日である節分の日です。
旧暦では元日から7日ごろ、新暦では2月3日、
または4日に当たります。
豆まきの始まりは、奈良時代の慶雲3年(706年)
にまで逆上ります。
この時期、日本では疫病が流行ったため、
鬼儺(おにやらい)の儀式が行われました。
平安時代になると、宮中で陰陽師たちが大晦日に儀式を
盛大に行うようになりました。
節分に豆まきをしたのは、宇多天皇の時代である
887年から897年のことです。
鞍馬山の奥で暮らしていた鬼が京の都に乱入しようとし、
それを追い払うために豆をまいたと言われています。
豆には邪気を追い払う力があると言われています。
福は内、鬼は外と言うようになったのは室町時代で、
江戸時代から庶民にも広まりました。
そして現在もなお、各地で豆まきの行事は行われています。
豆まきのルールは?
豆まきのルールはしっかりと決まってはおらず、
地域や各家庭で少しづつ違います。
しかし、一般的に言われているのが以下のルールです。
・炒ったまめである福豆を使ってまくこと。
・一家の主人がまくこと。
・家の外に向かっては鬼は外、家の中には福は内といってまくこと。
・豆まきが終わってからは、自分の年齢の数だけまめを食べること。
炒った豆を使う理由は、豆=魔目を炒ることで鬼をやっつける、
そして炒る=射るという意味があります。
ルールとしては一家の主人がまくことにはなっていますが、
豆まきは家族みんなの行事です。
最近では、家族みんなで豆を入れた升から豆を取って
まくことが多いです。
そして一家の長であるお父さんが鬼になって、
子供とお母さんが鬼に向かって投げるゲーム感覚にも
なっています。
これから1年の無病息災を願って、
家族みんなで楽しく豆をまきましょう。
この日だけは、お父さんに思い切って豆を
ぶつけても大丈夫ですよ。
そして豆をまいた後は、歳の数だけ豆を食べてください。
歳の数といいますが、豆まきの時は数え歳を用います。
ですから、自分の年齢に1つ足した数の豆を食べるように
してください。
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