熱や鼻水、咳といえば風邪の主な症状ですが、
他の症状がおさまっているにもかかわらず咳だけが
残っていつまでも苦しい、ということがあります。
それが気管支炎です。
気管支炎には慢性と急性がありますが、
急性気管支炎はインフルエンザやマイコプラズマなど、
ウイルスが主な原因です。
咳や痰が強い場合は急性気管支炎かもしれません。
いつまでもおさまらない咳の原因かもしれない、
急性気管支炎について調べました。
急性気管支炎、小児の症状は?
症状は乾いた感じの咳から始まります。
咳はだんだんとひどくなり、ひどい場合は吐いたり
ゼイゼイいうこともあります。
急性気管支炎は肺炎とは違いますから、
X線をとっても肺炎の影はありません。
せきは黄色いたんを伴いますが、
だんだんと10日ほどでおさまります。
熱は出ることもあれば出ないこともあります。
急性気管支炎、大人の症状は?
乳幼児は悪化することも多い急性気管支炎ですが、
大人の場合はそれほどひどくならずに自然治癒することも
多いです。
しかし気管支炎は咳の症状がひどく、
人によっては息もできなくなるほど苦しい咳が
続くこともあります。
大人は咳が続くぐらいでは会社も休まず、
普通の生活を続けることも多いです。
しかし、休まないことにはいつまでも咳が止まらずに
苦しめられます。
仕事のストレスやオフィス内の空気の乾燥なども、
急性気管支炎の状態を悪くします。
急性気管支炎の治療法は?
急性気管支炎の治療は、まずは安静にして
体を休ませて元気にすることが必要です。
部屋の中は乾燥していると咳を悪化させるだけですから、
適度に保湿をして水分の多い食事を摂るようにしてください。
もし咳がひどかったり熱が高すぎたりすれば、
症状を軽くするための薬が処方されます。
医師に状態を話して相談し、
どうしたらよいかの指示を仰ぎましょう。
咳が出るからといって、勝手に咳止めなどを飲んでも
ちゃんと治らない可能性がありますから、
くれぐれも自己判断はしませんように。
急性気管支炎は慢性ではありませんから、
10日間ほどすればつらい症状はなくなります。
咳ぐらいだから大丈夫、だと無理すると長引かせるだけです。
咳がひどい場合は、乾燥しすぎていない部屋の中で
ゆっくり休んでください。
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