いつもお世話になっている方に、
今年もよろしくお願いしますという意味で贈る御年賀。
御年賀は紅白の水引の絵がついたのしをつけて贈ります。
御年賀というのしですが、
いったいいつぐらいまで使えるのでしょうか?
喪中の方にはのしをつけてもいいのでしょうか?
1年の最初から失礼があるわけには行きません。
御年賀ののしのマナーについてお話します。
御年賀ののしはいつぐらいまで使える?
いただきものの中には御年始と御年賀がありますよね。
その2つには時期に違いがあるのでしょうか?
御年始と御年賀に時期の違いはありません。
年の始に挨拶にうかがうことを御年始といいますから、
贈り物ののしは御年賀が正式です。
しかし、タオルや粗品、手帳などを渡す時は
御年始という表書きにしていることが多いようです。
御年賀ののしですが、基本的には
お年始の挨拶に伺う場合に使うものですので、
松の内である1月7日までにつけるものとなります。
しかし、小正月である1月15日までならば、
御年賀ののしをつけてもいいとされています。
喪中の方にはのしをつけてはいけない?
喪中の方には、お正月の挨拶も控えなければいけません。
しかし、これまで受けた恩のお返しに御年賀を
贈ることはいけないことではありません。
のしをつける場合は紅白の水引がない
無地のものを使ってください。
デパートなどから贈る場合は、
お店で話をすれば無地のものを用意してくれます。
のしも御年賀でなく御挨拶と書いたものにしましょう。
喪中の方に御年賀を贈るのであれば、
少し時期を外して松の内が終わってからにしてください。
寒中見舞いという形で贈れば失礼には当たりません。
しかし、御年賀については、それぞれ考え方が違う人も
いらっしゃいますから、喪中の方に御年賀を贈りたければ、
贈っても差支えがないか、先方にまず確認しましょう。
最近では小さくて貼るタイプののしも増えてきました。
でも、いざ貼ろうと思うとどこに貼ったらよいのか、
迷いますよね。
貼るタイプのものを利用するのであれば、
右上にすることが基本です。
剥がれないようにしっかり貼るようにしてください。
のしに自分の名前を記載する時は、
水引の下の部分にフルネームで書きましょう。
御年賀という文字よりも少し小さめにすることがポイントです。
そして、気をつけなければならないのが使うペンや筆です。
薄墨のものはお葬式の時に使うものですから、
濃墨のペンや筆で書くようにしてください。
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