お盆やお彼岸、命日などに行く墓参。
なくなったご先祖様の冥福を祈り、
家族が元気に暮らしていることをお墓の前で報告します。
お盆など決まった日だけでなく、機会があったら
行くようにして欲しい墓参についてお話します。
墓参にはどんな作法がある?
墓参の仕方については特に考えず、
なんとなく周りの人に合わせて行っている人が多いです。
しかし、祖先に感謝の気持を伝えるためにも
正しい墓参の作法についてお話します。
まず持っていくものについてですが、
お供えする花の他に、お墓を掃除する雑巾やタオル、
お線香に火をつけるマッチやライターを忘れずに。
お花は菊が基本ですが、亡くなった方が好きだった花を
入れてあげるようにしましょう。
お墓の掃除と草むしりをして、
お線香は束にして火をともします。
お掃除の時にお墓に水をかける人が多いですが、
ご先祖様が冷水を浴びることになりますので、やめてください。
お供えには亡くなった人が好きだったお菓子や果物を
持って行くことも多いです。
お供えした食べ物は、墓参のあと持ち帰って食べましょう。
墓参の服装は?
法事の後は身なりが整っていますが、
それ以外の時の服装が気になりますよね。
墓参の服装は普段着でかまいません。
格好よりも気持ちが大切なのです。
思いたった時に来てくれたその気持を先祖は喜んでくれます。
普段の服装だからと気にせず、墓参してあげてください。
墓参の代行とは?
仕事などが忙しくて、田舎に帰ることができない、
墓参してお掃除をしたいけれど、体調がすぐれない、など。
そんな方のためにあるのが墓参の代行です。
お墓は放っておくと、すぐに雑草に覆われてしまいます。
荒れ果てたお墓にしないよう、墓参できなければ代行を頼みましょう。
クリーニングを頼めば、専用の洗剤で汚れを綺麗にしてくれます。
お花や水をお供えしてお線香もあげてくれます。
なかなか墓参できないという方は、少なくありません。
代行をお願いして、ご先祖のお墓にできるだけのことを
してあげましょう。
墓参に子供を連れていい?と思う方もいらっしゃるでしょうが、
小さいお子さんでもぜひ連れて行きましょう。
お墓の意味がわからないお子さんでも、
お父さんやお母さんの様子を見て、
先祖を敬う気持ちを子供ながらに理解します。
ご先祖様もご家族の幸せな姿が見えたらうれしいです。
お子さんの教育のためにも家族みんなで墓参しましょう。
コメント