小さい紫色のブドウのような花を咲かすのがムスカリです。
ムスカリという名前は、ギリシャ語のムスク(麝香)を
意味します。
品種によっては、麝香のように強い香りのものが
あるそうです。
英語名は、ブドウのような花の形にちなんで
グレープヒヤシンスといいます。
南西アジアや地中海沿岸地方に育つ植物ですが、
日本でも、今では公園の花壇でよく見られるようになりました。
公園でよく見かけるムスカリについて調べました。
ムスカリの育て方は?
ムスカリは日当たりの良い場所を好みます。
午前中は日なた、午後は明るい日陰になるところで
育てましょう。
それほど日が当たらなくても育ちますが、
日当たりが悪いと、花がきれいに咲きません。
球根を植えるなら、9月から10月にしてください。
直径15cm程度の5号鉢に植えるならば、
球根7個ぐらいが適当です。
水やりは土の表面が乾いてからにします。
花が咲くのは3月から5月にかけてです。
丈夫で育てやすいですから、初心者の方でも安心ですよ。
虫もつきにくい花ですので、
苦労することはあまりありません。
ムスカリの花が咲いた後はどうする?
花が終わったからといってすぐに根元から刈り取ってはいけません。
まだ、葉が青いうちは葉がつくる栄養が球根に蓄えられます。
次の年に新しく芽を出すために養分を蓄えている時期ですから、
葉が黄色くなるまでは、頑張ってお世話を続けてください。
庭で育てている場合は、球根を掘り上げなくても
翌年に芽を出しますが、鉢植えやプランターで育てている場合は、
中の土は次の年には養分がなくなっています。
次の年のために植え直しが必要です。
葉が黄色くなったら球根を掘りあげましょう。
球根の保存は乾燥したところに置きましょう。
そして、また秋になったら、新しい土を入れて球根を
植えてください。
そうしたら、また目が出て、次の年の春に花が咲きます。
植木鉢やプランター、または庭で育てることができるムスカリ。
ムスカリだけ育ててもとても可愛いですが、
チューリップと一緒に寄植えしても素敵ですよ。
寄せ植えですと、一緒に花が咲かないと美しくありませんが、
チューリップならば、時期もぴったりなのでおすすめです。
チューリップの引き立て役としても、ムスカリは大活躍します。
寄せ植えをしたければ、ムスカリは集まっていたほうが
きれいですので、なるべくくっつけて植えるようにしてください。
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