旧暦の8月15日は、新暦で言えば1ヶ月ほど後の9月中旬です。
その日は秋の真ん中の季節にあたり満月が出ることから、
十五夜と呼ばれています。
十五夜は、またの名を中秋の名月といいます。
旧暦の8月15日で満月の日は、
十五夜と呼ばれ、月見団子を食べて祝います。
秋を感じさせる行事である十五夜について調べました。
2014年の十五夜はいつ?
十五夜と呼ばれる旧暦の8月15日は、新暦に直せば毎年、
日が変わります。
2014年の十五夜は9月8日となります。
十五夜の日はかならず満月に当たるわけではありません。
2013年は久しぶりに十五夜=満月になったわけですが、
2014年の十五夜は9月8日、満月になるのは
その一日先の9月9日です。
残念ですが、2021年まで待たなければいけません。
十五夜の意味とは?
十五夜は本来、満月を意味しますから、年に12回まわってきます。
しかし、中でも一番月が美しく見えるのは
旧暦8月15日だと言われています。
ですから、
旧暦8月15日=中秋(旧暦では7月から9月が秋)の名月=十五夜
と呼ばれます。
秋は収穫の季節ですが、この十五夜の時期は作物を収穫できたことを
祝う大事なものとされています。
満月は欠けているところがありませんから、
それが豊作の象徴とされたのです。
多くの人がお月見をして、満月の月を愛でます。
十五夜に食べるものは?
十五夜に食べるものと聞かれてまず思い浮かぶのは月見団子です。
団子の形を満月の形に見立てて供えられます。
月見団子の並べ方といえば山のかたちですよね。
月見団子の数(15、13、12、5)と並べ方はいろいろあります。
15個並べる場合、
四段重ねで、一番下が8個、2段目が4個、3段目が2個、
一番上の4段目が1個となっています。
ほかにも、9個、2段目が4個、3段目に2個という場合も。
団子以外に栗ご飯や豆類や芋類も供えられますが、
どれも秋に収穫するものばかり。
これからも豊作が続くことを祈ります。
その他、人と人との繋がり合いを求める意味を込め、
つるがあるぶどうも十五夜のお祝いとして食べる人が多いです。
十五夜を祝うようになった歴史は非常に古く、
平安時代から貴族等によって行われていました。
もともとは、古代中国から風習が伝わったそうです。
十五夜の時期は、暑さも少しづつ和らぎ、
夜になればだいぶ涼しさを感じ始めている時期にあたります。
夜風もだいぶ心地よくなっています。
秋の訪れを感じるためにも、平安時代の貴族も行っていた十五夜を
家族でお祝いしてはいかがでしょうか。
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