動物の血液や組織の中にある化学物質に
ヒスタミンがあります。
ヒスタミンはヒスタジンから合成される
アミノ酸の一つです。
通常は不活性状態にありますが、
アレルギーを引き起こす物質ややけど、外傷など
が原因で活性化してかゆみや痛み、鼻水などの
症状を引き起こします。
かゆみや痛みなどアレルギー症状を引き起こす物質、
ヒスタミンについて考えました。
ヒスタミン食中毒って?
ヒスタミンのもとであるヒスチジンは
赤身の魚であるマグロやブリ、サンマ、サバなどに
たくさん含まれています。
ヒスチジンの含まれている魚を20度から25度の
温度で置いておくと、ヒスチジンはヒスタミンに変わります。
ヒスタミンを100ミリグラム以上食べることで人は
食中毒を発症します。
ヒスタミン食中毒を起こすと、
食べて1時間以内に口の周りや耳たぶが赤くなり、
蕁麻疹や嘔吐、下痢などを引き起こします。
しかし、死亡するまでにいたることはなさそうです。
ヒスタミンは一度発生すると、
加熱しても分解されることはありません。
赤身の魚は、常温に置かないようにしてください。
また、冷蔵でもできるだけ早く食べましょう。
かゆみや痛みに抗ヒスタミン薬?
かゆみや痛み、鼻水などのアレルギー症状を緩和するために
抗ヒスタミン薬があります。
抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があります。
第一世代は中枢神経に作用することから、
眠気が起きることもあります。
しかし、第二世代は他の薬物と相互作用が
見られることもあります。
抗ヒスタミン薬については、
医師に詳しくおたずねください。
アレルギー症状を引き起こすヒスタミン。
かゆかったり痛かったり、
鼻水がずるずるするのはつらいですよね。
つらい症状は、病院で判断を仰いで治療してください。
抗ヒスタミン薬をのむときは、医師の指示を仰ぎましょう。
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