皮膚の炎症を治すために用いられる薬にステロイドがあります。
ステロイドとは、もともと人の体の中にあるホルモンの一つです。
人間が生きていく上で、欠かすことができない物質です。
副腎で作られるホルモンであるステロイドは、
炎症を治す作用があることから薬として用いられています。
効果は高いですが、使用法に注意が必要な
ステロイドについて調べました。
ステロイドの強さとは?
アトピー性皮膚炎の治療などでよく使われるステロイドですが、
強度が出ていることがあります。
ステロイドの強さとは、
薬の中に含まれている量の多さではありません。
体内に吸収されやすいものを強いと判断します。
強度の非常に高いものは子供に使うことはできません。
大人であっても、1週間以上の連続使用は認められていません。
どのぐらいの強さのステロイドを使うかは、
医師に確認して下さい。
よく効くからと医師の処方を無視して、
勝手にたくさん使わないようにしましょう。
ステロイドの副作用は?
ステロイドは副作用が強いと噂になった時期もありました。
副作用を調べてみますと、
たしかに稀ではありますが症状が現れます。
強い薬ですので、皮膚に塗って血液中に入れば
糖尿病や骨粗鬆症を引き起こすことがあります。
また、小さい子供の場合は、発育が抑えられることもあります。
副作用を聞くと非常に怖い薬だと感じてしまいますが、
医師の処方を守ってきちんと使っているならば
副作用の心配はありません。
自分勝手に判断して量を加減することはやめてください。
また、ステロイド剤について詳しくない医師に処方を受けると、
身体に合わない強いステロイド剤を渡されるかもしれません。
ステロイド剤は、専門の皮膚科の医師に処方してもらいましょう。
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